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Hugo + Netlify で自作ブログを開発しました

@su2umaru です。Hugo + Netlify で自作ブログを開発しました。Hugo のチュートリアルからブログ開設までを振り返り、無料でイケてるブログやサイトを開発・運用する方法を書きます。

静的サイトジェネレータ Hugo

前回の記事「ブログを開設しました」で書いたように、Hugo は静的サイトジェネレータです。高速、柔軟、マークダウン対応という特徴があります。

同じく静的サイトジェネレータとして有名な Gatsby.js, Jekyll, Pelican よりイケてるテーマが多かったので Hugo を選びました。

Hugo のチュートリアル

まずは Hugo のチュートリアルから取り組みました。7ステップで Hugo のインストールからブログの構築までできました。

チュートリアルで構築したブログ

「完全に理解した」

uBlogger テーマのインストールと設定

チュートリアルを終えたので、いよいよ自作ブログの開発です。

今回開発したいのはブログなので、テーマの Tags から Blog を指定しました。イケてるテーマが多かったので、先にほしい機能を洗い出しました。

  • マークダウン対応
  • タグ
  • 目次
  • SNS シェア
  • ダーク/ライト切り替え
  • サムネイル

最終的に uBlogger を選びました。上記の機能を全て備えているテーマの中から、最後は直感で選びました。この記事を読んでくださっている方、せっかくなので SNS シェアやダーク/ライト切り替え機能を使ってみてください。

テーマを決めていざ開発を始めたものの、すぐに手が止まりました。

「ドキュメントが見当たらない」

uBlogger の GitHub にはドキュメントどころか、インストールの手順すら書いてありませんでした。頼れるものがないので自力で開発するしかありませんでした。試行錯誤の結果、折れました。

「いきなりブログは早かったかな」

「ホームページから初めてスモールスタートの方が良かったかな」

かなり弱気でした。

「苦しいけど、やっぱり自作ブログを完成させたい」

その一心で、走り続けました。

結局、今こうして皆さんがこの記事を読んでくださっているということは、無事にドキュメントが見つかったということです。なんと uBlogger のデモページにありました。諦めなければなんとかなるものです。

ドキュメントに沿って uBlogger をデフォルトの設定で立ち上げることに成功しました。

「やっとできた」

まだ完成していないのに、とても嬉しかったです。苦しんだ分だけ、見返りは大きかったです。

テンションが上がったところで、勢いそのままに設定やレイアウトを変更していきました。

  • メニューから Docs を削除した
  • algolia による検索機能を削除した
  • SNS リンクを GitHubTwitter に限定した
  • 日付表記を「2006-01-02」から「2006/01/02」に変更した
  • 記事の最後のプロフィールに GitHubTwitter を追加した

ここで最も気をつけなければいけないことは、テーマを直接編集しないことです。なぜならテーマはテーマの開発者によって更新されてしまうためです。その更新を反映したときに、これまでの編集が消えてしまいます。

直接編集することなく設定やレイアウトを変更するために、テーマ内の編集したいファイルと同じディレクトリ構造を、自身の環境に再現します。

例えば記事の最後のプロフィールを編集したい場合は (ブログのルート)/themes/uBlogger/layouts/partials/home/profile.html を編集するのではなく (ブログのルート)/layouts/partials/home/profile.html を新たに作成します。これでテーマの更新による影響を受けなくなります。ここで (ブログのルート)/themes/uBlogger/layouts/partials/home/profile.html(ブログのルート)/layouts/partials/home/profile.html にコピーした段階でコミットしておくと編集箇所がわかりやすくなります。

編集の手順をまとめておきます。

  1. ブラウザで編集箇所をドラッグにより選択する
  2. Inspect (Command + Option + C) で要素を確認する
  3. Sourcegraph (chrome 拡張機能) で編集するファイルを探す
  4. VSCode でファイルを編集する

Sourcegraph にはとてもお世話になりました。世の中には便利なものがたくさんあります。僕も便利なものを作る人間になりたいです。

地道な作業を経て、設定やレイアウトの変更が完了しました。

「僕でもできた」

また達成感を得られました。

Netlify によるデプロイ

ローカルで立ち上げるだけでは、皆さんが読んでくださるブログになりません。皆さんが http://localhost:1313/ にアクセスすることができても、それは皆さんの localhost であり、僕の localhost ではないためです。

皆さんが読んでくださるブログにするために、デプロイする必要があります。ホスティングサービスを Netlify, GitHub Pages, Firebase のどれにするか迷いましたが、人気そうだったので Netlify を選びました。

Hugo の公式サイトを参考にデプロイしました。

Hugo + Netlify で自作ブログを開発できました

最後まで読んでくださりありがとうございます。uBlogger のドキュメントが見つからず苦しみましたが、試行錯誤の末、無事に自作ブログを開発できました。この記事を読んでくださった皆さんが Hugo + Netlify で自作ブログを開発するときに参考になると嬉しいです。

「これからもよろしくお願いします」